no retreat, no surrender, no turtle position
見た映画とかの記録や格闘技・プロレス・永田さんwなどの話題
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やり過ぎの演出と多くの突っ込み所を広い心で受け止める事が出来るなら
結構楽しめる作品。だからそれらが嫌に思えたら視覚的、精神的に痛い作品。 前半のリンチェイがサモハンやアパアパを軽く凌駕するほどの知恵遅れで 人間ではなく本当に犬。ボブ・ホプキンスが「ほれ、餌だ」と言うと リンチェイは手を使わずにガブリと噛み付くなど、そこまでやらなくても 良いだろう。という位の犬演技に徹底している。一歩間違えたらギャグにも なる犬演技を受け止められたら、この映画は楽しめると思います。 製作と脚本のリュック・ベッソンとリンチェイは 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でも組んでいるのでKODにも似ているが、 それと比べるとお涙頂戴路線が強い。というか狙いすぎ。 狙いすぎている為かドラマ部分の展開が多いのだが、いかんせんもっさり してたり、くど過ぎたりして体感時間を長く感じさせる。 人間性を取り戻させたり、感情移入させる為にそれらが必要なのが 分かるが、でもこれだけの時間をかけていても、感情移入しずらい部分が ある。例えばリンチェイが結構簡単に人間社会に溶け込んでしまったり しているので、そこら辺でちょっと現実に引き戻される。だから長い尺を 使ってドラマ部分を見せてはいるものの、物足りない部分があった。 また致命傷レベルの突っ込み所が多いのもドラマ部分に物足りなさを 感じる大きなポイントだった。モーガン・フリーマンの連れ子である ケリー・コンドンがいとも簡単に知能障害のおっさん(リンチェイ)を受け入れたり、 リンチェイと母とホプキンスの関係が曖昧で、観客の脳内補完が必要に なってくる。 アクションは前回担当だったアメリカかぶれのユン・ケイとは違い (昔は大好きだったのに)ユエン・ウーピンで、カット割りは早めだが KODと違い、最近のアクションにしてはかなり見易い絵作りになっている。 そして今までのリンチェイのアクションと大きく違うのはえげつない殺陣が 多い。ほとんどの攻撃が相手をホールドしてからの連続攻撃や頭突き、 ランデルマン並のパウンドなど痛い攻撃がメインでやられている方が 可哀想なくらい残酷な殺陣だ。今までのリンチェイのアクションでも ホールドしての攻撃はあったが、今回のは鬼のような打撃。ポスターや CMなどでは「感動物」を売りにしているが、それに釣られて見に来た 女性客などは途中で帰りたくなるんではなかろうか。 メインの攻撃はこのような悪魔のような攻撃だが、それでもリンチェイ映画。 たまには「せんしゅかいせん」(漢字が思い出せない)などの魅せる技も もちろん披露してくれる。それらの魅せ技を使うタイミングが非常に良く 相手との距離が開いた時くらいにしか出さないので「えげつない戦い」を 壊さずにリンチェイらしさを魅せてくれる。しかし気になったのはリンチェイの 蹴りのフォームが前と比べて、あまり綺麗ではない部分がある。実戦系の為、 距離が縮まってしまってるとか、荒さを出す為わざとやっていると思いたい。 そんな実戦向きのファイトがメインだが最後のマイケル・イアン・ランバート との戦いはかなり燃える。「香港レディレポーター」のコンテナバトル よりも狭い場所での戦いは凄かった。 ただ個人的に期待していた スコット・アドキンスとはタイマンバトルをしてくれないのが悔しくて 仕方ない。リンチェイVS有能欧米人は今回やマーク・ダカスコスのように 期待外れになる事が多いなー。 好みは別れるだろうが出来の良いアクションなので、もう少し見たかった。 特に闇格闘技はもう一試合くらい見たくなってしまう。 でもリンチェイの役自身は「闘うのを辞めたがっている」から仕方ないかな。 個人的には好きだが他人に薦められるか?と言ったら微妙な作品でした。 話の中で重要な部分に出てくるリンチェイの母親が青木さやかに似ていて 変な所で萎えてしまった。
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\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ
ジェット・リー最新作!!!これをどれほど待ったことか・・・
自分の中ではスター・ウォーズの次に待ちわびていました。思い返すとジェット・リーには少林寺で衝撃を受けて以来ファンでした。で、今日は
In my opinion・・・ | 2005/06/30 1:56 PM
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