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ジャンゴ 繋がれざる者

ジャンゴ 繋がれざる者
DJANGO UNCHAINED
(2012)

監督: クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス
元奴隷のジャンゴが元歯科医の賞金稼ぎキングの助けを借りて壮絶な復讐に乗り出すさまを描く。

偽グラインドハウス映画のデス・プルーフ以来、タランティーノ映画は見る気も無くなったが、今回はマカロニウエスタンって事で、見てみた。自分はタランティーノの書いたグラインドハウスの脚本について、かなり腹が立ったので、アンチ的な意見として読んでください。
見終わった感想としては「どこがジャンゴ?マカロニ?」

JUGEMテーマ:映画


自分は子供の頃からマカロニウエスタンが大好きだった。自分の年齢だとテレビではなかなか見れず、滅茶苦茶遠くにあるビデオレンタル屋まで電車を使ってまで借りに行き、画像の悪い海外ビデオにも手を出した。そんなので普通の映画ファンよりはマカロニを知ってる方だ。自分が見てきたマカロニと、このバッタモンは違いが大きすぎた。

「続・荒野の用心棒」から生まれたダークヒーロー、ジャンゴ。この作品により様々な偽ジャンゴが産まれた。演じたフランコ・ネロは別の役名があっても海外配給の際にジャンゴ化され、「シャーク・ハンター」という映画なんかDjango And Shark(ジャンゴと鮫)という滅茶苦茶なタイトルに変えられた。勿論、他の役者達も勝手にジャンゴを襲名、テレンス・ヒルやトーマス・ミリアンなどの有名どころからトニー・ケンドールのような「あんた誰」的な偽者もいた。そんな雨後の筍状態の101匹ジャンゴちゃんの歴史を考えると、今回の黒人ジャンゴは面白いアイデアだと思う。でもこの偽ジャンゴが他のジャンゴと比べて全然格好良くない。タランティーノ映画によく出てくる本人の分身みたいなお喋りキャラではなく、無口だけども、存在感がない。 クリストフ・ヴァルツがタランティーノ状態で常に喋ったり、いきなり銃をぶっ放してるので、偽ジャンゴは影に隠れ、おまけにヴァルツの凶行にたいして、おどおどしてる。本家ジャンゴも同じく無口だが存在感があるし、なんと言っても眼力がある。ジャンゴだけでない。イーストウッドやジャン=ルイ・トランティニャン。さらにお喋りであるテレンス・ヒルもたまに見せるマジな眼の演技で「こいつは何を企んでるんだ?」と思わせる演技をしてくれる。この偽ジャンゴの眼はそんな強いもんでなく、ヴァルツを見てビビってる。
黒人である事をおちょくられ(ギネスに載るくらいニガーという言葉が連発されます)怒りをあらわにする偽ジャンゴというシーンがあったりするが、これも違う。上に書いたようなマカロニのヒーローって怒りをあらわにせず、冷静な声で相手の神経を逆撫でしたり、おちょくりかえしたりして、早撃ちをするってのがよくあった。だからそんな感情的な事になるのに違和感がある。

マカロニと感じられないのは偽ジャンゴだけでなく、他にもいっぱい。セットはゴージャスすぎるし、ロケは物凄くカラフルな色使いでしかもアメリカ。スペインで撮られた殺風景なマカロニとは全然違い、アメリカの西部劇に見える。「殺しが静かにやってくる」と同じく、雪原で撮られたシーンもあるけど、別に他の場所で撮っても問題ないぐらい程度のシーン。
銃撃戦はありえないほど大量の弾着を使ってるけど、マカロニによくあるトリッキーなガンプレイもなく、ガトリングガンも馬鹿なプロップガンもなし、ただ撃ち合いしてるだけ。「豹/ジャガー」のパクリをしてるショットがあったけど、本家ほどかっこ良くない。

そんな感じでマカロニでもなんでもない、単なるアメリカ製のタランティーノ映画だった。本人がそんなつもりで撮ったんなら、ここまでうるさく言わないが、この人の事だから毎度のごとく「これはベスト・アメリカン・スパゲッティー・ウエスタンだ」とか言ってそうで、そう思うと口うるさくなるし、余計腹立ってきます
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