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ウェア 破滅のはなし

ウェア 破滅のはなし
「ウェア 破滅」が現在日本で公開中です。前の日記にも書いている通り、うちの会社が関わってる作品で、うちでは特殊メイクと9割以上のVFXを担当しています。うちがVFXをやってないのは3DCGの部分2シーンだけ。後は全部我が社のVFXです。なかには駄目だなー。と思う所も多々あったけど、うちの会社のVFX部門の第一歩と考えると、結構頑張ったと思うし、いろいろな面で自分も学ぶ事が多かったです。ちなみにうちが手がけたショットは2Dの合成はしたけれども、3DCGは一切つかっておりません。たとえば蝙蝠が飛ぶ所も、特殊メイク側のスタッフと協力して実際に撮った物を合成しております。いろいろと出てくる血飛沫もDVDで売られてる素材集や3DCGで作られた物でなく、これもショットを見て、どんな血が必要かを判断し、それを撮影して合成してます。研究室で出てくる全ての血は合成です。うちの会社は特殊メイク、造型と合成の融合をモットーにしており、極力フルCGというのは避けようと努力しております。




JUGEMテーマ:映画


そんな中で一番記憶に残るショットがある。男の人が中年女性を撲殺するシーンがある。まあ、「リバーサル」を意識している感じのシーンです。その中のメインのショットは僕がやりました。頭の中まで細かく作られたダミーヘッドを実際に殴り壊し、それを女優さんの頭に合成するという手法。僕がやったショットは1カットの中で合計13発くらい殴って最終的に中年女性が死亡。というもの。ただし打ち合わせのときから「このシーンはMPAA(日本で言う映倫)に引っかかるから完成版では短くなるだろう」と話があった。それでも僕はダミーヘッドの破壊素材を13回タイミングを変えたり、位置を調節したり、もっとグロくする為にいろいろなグロい造形物を撮っては足していった。監督は気に入ってくれたが、仮編集版では半分くらいに減らされてた。ちょっと悲しい気分になりつつも、さらに13発分全部に手を加えていった。しかし半分の量に減らされてもMPAAに怒られ、最終的には3発くらいしか残ってない。それもカットがブツ切りになったので、タイミングや位置の調整をしたのが全くの無駄になってしまった。これにはかなり凹んだ。打ち合わせで言われてたり、自分でも「絶対短くなる」と思ってても、凹むものは凹む。

この全長版は、この映画がアメリカで公開もしくは販売した後、うちの会社のウェブサイトのデモリールで公開する予定です。その時が来たら、見てやってください。もしかしたらDVDでアンレーテッド版が出ると良いなぁ。

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