no retreat, no surrender, no turtle position
見た映画とかの記録や格闘技・プロレス・永田さんwなどの話題
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原題 "no retareat, no surrender" 監督:コーリー・ユン 主演:カート・マッキニー アメリカ映画に見えるようだが香港映画である。監督は今は一般人にも知られてる 可能性の高い名前だが、アメリカ人ではなくユン・ケイをアメリカ人のように みせかける為の名前だ。 唐突に見たくなったのでわざわざレンタルしに行く(ダビングしとけば良かったよ) 今を思えばこの映画があったからこそ自分の間違った人生が始まりB級映画ばっか 見る事になったんだと思う。 あれは小学5.6年の頃だった。ガンジーなどのまともな映画にはまり、映画少年 になった自分が購入していたスクリーンにこの映画の記事があった。かっこ よさそうな写真があって、それに萌え、凄く見たかったが、どこでやってるか 分からなかった。やがてすぐにビデオにビデオになり、即効で借りに行った。 パッケージにも萌えた。 話の内容はベストキッドとパクリでいじめられっ子の兄ちゃんがカラテ( あえて片仮名で書く。カラテにしたのも主人公が師父ではなくセンセイと呼んで いたからだ)を習ってうんぬんの話だが、そこは香港映画。やる事が凄い 教えるのはブルース・リーの亡霊である。しかも演じているのはうようよいた リーの偽物の一人、キム・タイチョン。再び見ると「狙いすぎ・説明不足」の 香港らしい展開でかなり馬鹿笑いさせてもらえるが、当時のピュアな俺には すんなり話に入れて、燃えまくった。よくぞこんなの見つけたといわんばかりの 絵に描いたようないじめっ子にもめげず、ひたすらトレーニングに没頭する マッキニー。そしてブルース・リーではなくユン・ピョウ(もしくは「サイクロンZ」 の葉巻親父)がやったと言うサマーソルトキックを教えてセンセイは消える。 そして地元で行われるアメリカンキックの大会にジャン・クロード・ヴァン・ ダムが現れて、いじめっ子や地元選手を蹴散らしすのに見かねたマッキニーが 乱入してヴァンダムをやっつけるのである。 そう、これはヴァンダム出世前の作品である。ちょっとだけの出演であるにも 関わらずリングロープを使っての開脚で主役を食ってしまった映画なのだ。 これに惚れた俺はサイボーグ、いやほとんどのヴァンダム映画を映画館まで 見に行ってしまう事になるのだった。 そしてこの映画もヴァンダムが主演の ように見せかけたパッケージの再販とタイトル変更(ノー・サレンダー)2本を 生み出す事になる。 主演のカート・マッキニーはと言うと格闘映画界からはほとんど声がかからず たまーにTVドラマ出演という悲しさ。子供の頃はかっこいいと思った自分としても 悲しい事である。 再び見たことにより収穫もあった。少しだけピーター・カニングハムが出演して 戦ってるのである。彼はアメリカンキックボクサーで伝説のムエタイ王者サガット にも勝利している選手である。(ちなみにムエタイVSアメリカン キックの試合はAキック選手がよほどの実力者でないとローキックの餌食になる) 話だけしか聞いた事がない選手の映像を見れるのは映画の中とは言え、凄く 嬉しいことである。欲を言えばもう少し見たかった。 その喜び以上に「実際は突込み所満載映画」だったという事に気付き、何か 切ない気持ちも出てしまったが、でも自分のお気に入りである事には変わりない。 偶然見つけた公開時のポスターをフレーム付で部屋に飾った。 こんな馬鹿、 どこの世界にもいないだろう
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